毎年恒例フードドライブ 今年もオンライン
ハワイのフードバンクでは一般から缶詰などの食料を寄付してもらうフードドライブを毎年開催している。
今年は8月14日(土曜日)にオアフ島内8カ所で盛大に開催する予定だったのだが、計画が変更になったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
代表のエイミー・マーヴィン氏は「医療関係者や行政関係者と相談した結果、新型コロナウィルス感染が現在拡大している中で、人々が接触する今回のイベントを開催するべきではないと我々は決断しました」と述べている。
その結果、第32回フード・ドライブは、昨年同様にバーチャルで開催されることになった。
「昨年バーチャルによるフードドライブを開催しました。当然ですが食料品の寄付を受け取ることはできませんでした。しかし、15万ドルの寄付金が集まりました。今年もこのようにできたらと願っています」
フードバンクは集まった寄付金で食料品を購入し、地域のネットワークや非営利団体を通じて支援を必要としている家庭に届けている。
KEYプロジェクトでは支援を必要としている家庭の増加に直面しているという。
代表のアウリイ・デュドイト氏は「2020年にフードバンクや支援者からの寄付で食料品を届けたのは100世帯に満たないくらいでしたが、今では300世帯から400世帯に膨れ上がっています。フードバンクの支援がなければ、地域コミュニティの中で助けを求めている人々を我々だけで救うことはできません」と述べている。
寄付の方法は簡単だ。
フードドライブのウェブサイト https://hawaiifoodbank.org から寄付をするか、携帯電話から「food」と80888にテキストを送れば、寄付の画面に繋がるようになっている。
10ドルの寄付が20食以上の食事となる。
「ハワイ州において十分な食事を取れない人の数は過去100年で最も多くなっています。ハワイの住民6人のうち1人は食料不安に苦しんでいます。およそ81,000人の子供たちも含まれています。ハワイでは3人の子供のうち1人がお腹をすかせているのです」
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.13)
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