インディアナ州リントンで、ペットのエミューがフェンスを超えて逃げてしまったが、地元では人気者となりTシャツ販売までされたとWTWO/WAWVが伝えている。
飼い主のサム・メスマー氏は、ペットのエミュー2羽のうちの1羽「リグビー」が囲いから逃げ出したとき、裏山ハイキングに出かけていた。そこからリグビーの捕獲がスタートしたが、結局リグビーは、同州グリーン郡周辺を2週間にわたって冒険することになった。
メスマー氏は、「リグビーはハイウェイをずっと下って行き、ジェイソン・ヴィルまで行った。ここリントンのメスマー農場の近くを2、3度周回して戻り、それからコーン畑や大豆畑を抜けて森の中をローン・ツリーに向かって走り去った」と語る。
リグビーの捜索は郡全体におよび、地元の人々から定期的に目撃情報が寄せられた。しかし、エミューは時速30マイル(時速約48キロ)で移動するため、取り押さえるのは難しい。メスマー氏はさまざまな罠を仕掛け、最終的には、地面にロープを置き、そこに誘導して引っ掛けることで捕獲に成功した。
リグビーは友好的で、トラブルを起こそうとはしなかった。メスマー氏は、当初、リグビーに対する地元の反応を心配していたが、コミュニティは協力的であっただけでなく、この鳥を地元の有名“人”にし、シャツを作り、Etsyショップの設立につながったという。
現在、メスマー氏はもっと高いフェンスを設置する予定だという。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.3)