今年の7月31日(日)は、ハワイの人々にとって記念すべき日となった。
デービッド・イゲ知事によって、7月31日は「ハワイ主権回復の日(La Hoihoi Ea)」と制定され、初めての記念式典がトーマス・スクエアで行われたとKHON2が伝えている。
式典では、ハラウによるフラやレイを捧げるセレモニーが行われ、多くの人が集まった。
主催者のイマイ・ウィンチェスター氏は、「この日を迎えて本当に嬉しく思っています。トーマス・スクエアだけでなく、ワイアナエやワイマナロ、パアウイロなど、ハワイ各地で祝賀行事が行われています」と述べている。
州公文書館によると、1843年に英国軍のジョージ・ポーレット大佐が、英国政府の正式な許可を得ないままハワイ諸島の統治を開始したが、カメハメハ3世はこれに反発、同年7月31日にリチャード・トーマス提督によってカメハメハ3世は王座を取り戻したという。
カメハメハ3世は、「Ua Mau ke Ea o ka Aina i ka Pono(大地の生命は正義の下に戻った)」と述べたと伝えられている。
参加者の1人は、「カメハメハ3世は、自身が国王であることが正しい状態だということを示したのです。国王のおかげで、1843年に私たちの土地が私たちのものに戻ったのです。それはあるべき姿に戻ったということで、今日はそのお祝いをする日です」と述べている。
これは子供たちへのメッセージでもあるという。
「何がponoなのか?(ハワイ語でponoは、全てのことが本来あるべき状態、正しい状態、調和の取れた状態を指す)自分自身に問いかける必要があります。子供たちにもそれを教えなければなりません。何がponoなのかを判断できる大人になってもらうために」
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写真:Eric Broder Van Dyke / Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.1)