ホノルルのリアヒ・アベニューに駐車されているキッチンカー(フードトラック)は「アラーの地中海キッチン(Ala’s Mediterranean Kitchen)」という名前で地中海料理を提供している。
オーナーのアラー・タバタ氏は、駐車場代を払い、およそ4カ月間営業しているが、先週、キッチンカーの上に木造の建築物を自分で組み立てたことで、近隣住民から苦情が寄せられているとKHON2が伝えている。
タバタ氏は最近、借家から追い出されて住む場所を失ったという。
「公園で寝泊りしようにも、テントも持っていません。他にどうしようもないのです」
キッチンカーは、州衛生局から営業許可を得ているが、それは、調理上の衛生面についての審査による許可であって、同局は、キッチンカーの構造は審査の対象ではないと述べている。タバタ氏は、「このトラックは私が所有しているもので、何をしようと私の自由だと思います。それに、ここは私道なのです。なんとかやっていこうとしているのをどうか邪魔しないでください」と語っている。
同氏は、木造枠の上にシートをかけるつもりだという。
近隣住民からホノルル市に苦情が寄せられたことから、当局は、問題となっているキッチンカーを管理する法的責任の所在と、何らかの対応が必要か検討している。
市輸送サービス局のロジャー・モートン局長は、市としては、リアヒ・アベニューを購入して公道とし、路上の商業活動を禁止することを計画していると述べた。
タバタ氏は、「キッチンカーに買いに来てくれるお客様のことを大切に思っていますが、それ以外の人についてはなんとも言えません。ここで営業をしていることをよく思っていない人がたくさんいて、嫌がらせもあります」と話した。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.27)