米国政府は25日(火)、パール・ハーバー・ヒッカムで返還式を行い、朝鮮戦争の遺骨7セットを韓国に送還したとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
両国のパートナーシップを通じ、国防総省捕虜・行方不明者情報局(DPAA)と大韓民国戦死者回収局は、共同研究室と歴史的分析を用いて遺骨の身元を確認した。
DPAAのケリー・マッキーグ局長は、「我々は今日、休戦と鉄壁の同盟70周年記念日に、韓国のパートナーと共にその犠牲を称えるためにここにいる」と語った。
DPAAのホノルル研究所に所属する米国と韓国の科学者は、1人の遺骨の身元を確認することができたが、残りの6人は不明のままである。7人の兵士は全員、1950年12月、朝鮮戦争の重要な戦いである長津湖の戦いで戦死した。
戦闘中、韓国軍はアメリカ軍の小隊に組み込まれていた。インド太平洋軍司令官ジョン・アキリーノ提督は、遺骨が韓国軍兵士のものであると確認されるまでは、米軍兵士のものと「混同」されていたと述べた。
唯一身元が確認された韓国軍兵士の甥は、帰国の航空機に搭乗する前、式典で遺骨を引き取った。その甥は韓国国防軍に所属している。
なお、返還式は韓国でも行われる。
韓国のシン・ボムチョル国防次官は、25日(火)の式典に感動し、「朝鮮戦争で祖国のために犠牲になった人たちを大切にしなければならないと思う。これはとても意味のある瞬間だ」と語った。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.26)