新技術により、「ホールフーズ・マーケット」の店頭での支払いが、文字通り「手のひら」でできるようになったとKXANが伝えている。
「アマゾン」は2023年末までに、全米400以上のホールフーズ・マーケットの店舗にて、新しい手のひら認識決済技術を展開する予定だ。この技術は、アマゾン・ウェブ・サービスの手のひら認識システム「アマゾン・ワン」で、本人確認や支払い、メンバーシップ、入店確認などに利用できる。
アマゾン・ワンのサービス加入者は、手のひらをアマゾン・ワンの専用デバイスにかざすと、電話や財布を使わずに支払いを行うことができる。また、アマゾンによると、プライム会員は、アマゾン・ワンのプロフィールをアマゾン・アカウントとリンクさせることで、割引を適用することもできるという。
同社の発表によると、このテクノロジーは「手のひらの複数の条件を認証」して本人であることを確認するもので、カメラによって手のひらを撮影し、画像からそれら複数の条件を照合するという。「2つとして同じ手のひらは存在しないため、複数の属性を分析し、最も明確な識別子を選択して、その人固有の手のひらによる署名を作成する」と説明されている。
現在、アメリカの20州、200店舗以上のホールフーズ・マーケットでこの技術が導入されている。なお、ハワイ州の店舗では2023年末までに導入される予定となっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.24)