空港で落ちたダイアモンド見つかる
ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港といえば世界で最も大きな空港のひとつだが、その大空港で、ある女性の婚約指輪からダイアモンドが落ちてしまった。
デゥラーニ夫妻は新婚旅行でグアムに行くためにJFK空港を利用したのだが、空港のセキュリティポイントを通過したときに、買ったばかりの婚約指輪のダイアモンドがなくなっていることに気がついたのだ。
女性は泣き出してヒステリックな状態になり、夫はどうしたらいいのか途方に暮れていたときに、現場にいたセキュリティ担当のTSAの警備官たちがフライトまでの間ずっと一緒に探してくれたという。
結局飛行機の搭乗時間までにダイアモンドを発見することはできなかった。夫妻はそれでもグアムに旅立って行ったのだが、運というものはあるものだ。
TSA警備官主任であるジョン・キリアンさんがセキュリティポイントの見張り台で通過する旅行者を見ていたときに、金属探知機の機械の横にキラリと光るものに気がついた。
「光るものを見つけたときに、まさか無くなったダイアモンドであるわけないと思ったのですが、その場所まで行って拾い上げたらまさにそのダイアモンドで我ながら目を疑いました」とその時の様子を伝えている。
デゥラーニ夫妻がグアムに到着したときにはこのグッドニュースが待ち構えていた。
購入した時の写真と発見されたダイアモンドが一致したために、ダイアモンドは夫妻のもとに返されたとフォックス・ニュースが伝えている。
デゥラーニ夫妻は「TSAの皆さん、そして見つけてくださったジョン・キリアンさんに感謝の意を表します。本当にありがとうございました。一生忘れません」とお礼を述べている。
宝石の専門家によると、指輪は定期的にきれいにして石のセットが緩んでいないかどうかを宝石店のプロに点検してもらうようにとのことだ。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.20)
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