オアフ島では1989年から短期バケーションレンタルに新しい許可を発行していない。

リゾート圏内では許可がなくてもバケーションレンタルは合法だが、非リゾート圏である住宅地域では、現在許可を持っている770件のバケーションレンタル以外の短期レンタルは、非合法となっている。

しかし市当局によると、6000件から8000件の不法なバケーションレンタルが存在すると言われ、取締りを強化している。

30日以内の短期のレンタルは禁止されており、違反すれば1000ドルから1万ドルの罰金となる。

しかし、自宅の一部を貸し出すことによって収入を得て、ハワイでの高い生活費の一部にしたいという住民がいるために、ベッド＆ブレックファストを許可しようという法律があり、その許可の発行は今年10月1日とされていた。

この許可は、家の家主や管理者が建物内に住んでいて、家の一部にゲストを迎え入れる形式の短期バケーションレンタルで、一軒家をゲストに丸々貸し出すことはできない。

ところが新型コロナウィルス感染拡大によって、許可の開始を来年1月31日に延期しようという動きが市議会内で起こっているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

与えられる許可はオアフ島内におよそ1700件だが、それだけのベッド＆ブレックファストに次々と旅行者が入ってきて新型コロナウィルスに感染して、それが地域に広がる懸念があるためだ。

現在、オアフ島のバケーションレンタルに対しては、カーク・コールドウェル市長が再開の許可を出しておらず、許可を持っているバケーションレンタルのオーナーや管理会社は市長に再開の許可を求めている。