18日(火)、パールハーバー近くのカメハメハ・ハイウェイに建設される1億6800万ドルをかけ

た300戸以上のアフォーダブル（手頃な価格）集合住宅「ハラワ・ビューII」の起工式が行われ、リック・ブランジャルディ・ホノルル市長や知事室の最高住宅責任者、開発業者、議員らが集まったとハワイ

・ニュース・ナウが報じている。

ナニ・メデイロス最高住宅責任者によると、ハラワ・ビューIIはホノルル鉄道「スカイライン」の近くで着工した最初の手頃な価格の住宅プロジェクトである。なお、起工式はグリーン知事がこのような住宅プロジェクトの合理化を目的とした緊急住宅宣言を出した翌日に行われた。

この集合住宅では、2018年に120戸ほどが建設されたが、その後、プロジェクトの第2部が認可されるまでさらに5年を要した。

ハント・デベロップメント・グループ・ハワイ事業部のスティーブ・コロン社長は、「私たちのようなデベロッパーにとっては、本当にありがたいことだ」と語り、また、「デベロッパーにとって、潜在的なハードルをすべて乗り越えるには、本当に粘り強さが必要だ」と付け加えた。

グリーン知事は、今回の緊急宣言について、「我々の邪魔になるすべての法律」を停止するものだと述べている。また、環境や文化に関する法律や透明性の欠如を懸念する批評家に対し、「彼らは何を望んでいるんだ?住宅を建設しなければならない。それが緊急事態なんだ」と語っている。

緊急宣言は1年間の予定で、住宅担当官と22人のメンバーからなるワーキング・グループが設置され、時間がかかりがちな「お役所仕事」を押し進めていく。なお、この緊急宣言の実現には6カ月を要した。

ブランジャルディ市長は、この緊急宣言は「時は金なり」という格言を強調するものだとし、「我々はより機敏に、より迅速に動かなければならない。私たちが検討しているプロジェクトはいくつもある」と語った。

なお、ハラワ・ビューIIは2025年に完成予定となっている。