みんな自己検疫しているの?
新型コロナウィルス感染対策として州外からハワイ州にやってきた人は14日間の自己検疫を行なうことが義務付けられているが、実際にそのルールは守られているのか、みんな在宅していて外出はしていないだろうかといういう疑問が、ハワイのコミュニティの中で起こっていることについて、州議会新型コロナウィルス特別委員会で7月15日に話し合われている。
そしてそれを受けて、州検事総長のクレア・コナーズ氏、デービッド・イゲ知事、司法長官調査局長代理のポール・ジョーンズ氏の3者はオンラインでこの件についての質疑応答を行ない、自己検疫の実態を説明したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
それによると、現在ハワイには12人の調査員がおり、毎日5件から10件の自己検疫の遵守状態チェックを行なっており、6月10日から現在までの間に350件以上のチェックを行ない、1件の逮捕が確認された。
また、空港到着時にハワイでの滞在場所も決まっていない人々や、自己検疫ルールを守ろうとしない人々については、空港で本土に送り返しており、その数は80人から90人にのぼり、調査官によるチェック以外でもおよそ24件の検疫違反が摘発されている。
それとともに、一般からの検疫違反を疑う電話がハワイ観光局や州運輸省へ毎日数千件かかってきているという。
コナーズ検事長は、検事局の調査員だけでなく、市警察も検疫チェックをしなければ、全てをチェックするのは困難だと述べている。
(日刊サン 2020.7.17)