郵便局も財政難
新型コロナウィルス感染拡大によって郵便局も財政難に陥っているとアメリカ・フォックスニュースが伝えている。
コロナ渦中に数十億ドルの収益源となったUSポスタル・サービス(USPS)は、その対策として、郵便局員の残業削減や遅い時間の配達などを含めた新しい対策を打ち出しており、それによって郵便の配達の遅れなどが発生するかもしれないと予想される。
USPSは、感染拡大前の今年1月から3月の第一四半期にすでに4億5千万ドルの損失を計上していたが、新型コロナ拡大によってさらに収益は悪化した。
普通郵便の配達量は4月から5月にかけて15%から20%減少しており、このままで行くとこれから1年半の間に22億ドルの損失が予想されている。
コロナ渦中ではオンラインショッピングが増加し、小包配達の量は増加したが、郵便局員の保護具や施設の清掃消毒、病欠した局員の代わりとなるアルバイト局員の人件費などの経費が増加しており、結果的には財政はどんどん苦しくなってきている。
写真:Ricardo Padilla _ Shutterstock.com
(日刊サン 2020.7.16)