感染抑制のためにスポーツジムでの音楽を規制 韓国
韓国では、新型コロナウィルス感染拡大を抑制するために、スポーツジムでの音楽について規制を行っているとフォックス・ニュースが伝えている。
スポーツジムで行われるエアロビクスや自転車スピンのグループエクササイズでは、アップテンポのノリの良い音楽をかけて運動ペースを上げていくのが常識だ。
しかしエクササイズ・ルームの多くの人がどんどんペースを上げると呼吸が早くなり、汗も飛び散ることなるという理由で、韓国政府は1分間につき120ビート以上の音楽を規制したという。
ソウル市でスポーツジムを経営しているカン・ヒュンクさんはインタビューでこう答えている。
「ノリの良い音楽は、エクササイズする人と雰囲気を盛り上げるのは本当ですが、じゃあ、クラシック音楽やBTS(韓国のポップグループ)の音楽をかけたらウィルス感染を防ぐことが証明されているわけですか?それに今の時代、みんな自分のイヤホンで音楽を聴いて運動をしているし、それをどうやってコントロールできるのでしょうか?」
韓国では現在でも毎日1,000件以上の感染が確認されており、政府は感染拡大を抑止しようと躍起になっている。また第1回目のワクチン接種を受けたのは人口の30%だという。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.14)
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