イゲ知事 規制撤廃は9月頃
ハワイ州のデービッド・イゲ知事は、ワクチン接種率が70%に達するまではハワイ州のコロナ規制を継続する予定だとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
規制を早期に緩和することは間違いだとも述べている。
イゲ知事はコロナワクチン接種について、この調子で進んでいくと9月までには70%を達成することができるだろうとしている。
「70%という目標は正しいと信じている。我々はかなり良いスピードで前進をしている。ワクチン接種をできない人々は、持病があるとか12歳未満の子供であるなど、最も弱い人々なのです」
現在ハワイ州では、12歳以上の人口の68.6%がワクチン接種を完了していると州衛生局が発表している。
しかしイゲ知事がいう70%という数値は、全人口の70%であり、12歳以上の接種可能人口を指しているのではない。
現時点でのハワイ州全人口のワクチン接種完了率は58.6%だ。
イゲ知事はアメリカ本土からの旅行客に対してワクチン接種カードを提示すれば陰性証明や自己隔離を免除する緩和を行っており、社会的集まりに対する人数制限も緩和している。
オアフ島ではレストランやバーの収容人数も緩和されたばかりだ。
しかし、ジョッシュ・グリーン副州知事は規制を今すぐに撤廃するべきだと主張している。
「イゲ知事は非常に保守的で慎重だが、科学的見地から見ると我々はもう前進する時がきている」と述べている。
ハワイ州はアメリカ国内でコロナ規制をしている最後の州だ。
イゲ知事は、先週末に2日連続で感染件数が3桁になったことに触れ、「独立記念日のお祝いで人々が集まったことに関連性があると思うが、これから少し増加するかもしれない」と述べている。
「私は一度規制を緩和したら、また感染が増加したからと言って再び規制するようなことはしない。マスク着用義務についても当分の間継続するつもりだ」
写真 : Theodore Trimmer _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.13)
シェアする