マウナウィリ・フォール・トレイル閉鎖決定 ハイキング中の事故も多発
カイルアにある人気のハイキング・スポットであるマウナウィリ・フォール・トレイルが閉鎖するとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
ハワイ州国土自然資源局によると、この閉鎖は2年間という期間限定で、その間に長期の改良プロジェクトが行われるという。
このプロジェクトでは歴史的、文化的な場所に通じるトレイルの道筋の変更やハイカーのための駐車場の設置なども含めて行われる予定で、7月8日にはプロジェクトの開始を記念するブレッシング(祈り)が行われた。
このトレイルには滝があり、最近特にソーシャルメディアに投稿するための写真を撮ることを目的とした観光客が非常にたくさん訪れるようになった場所で、近隣住人からは私有地への不法侵入やゴミ投棄などの苦情が多く寄せられ地域コミュニティで大きな問題となっていた。
ホヌア・コンサルティングによって行われた調査で、この周辺一帯にはハワイアンの考古学的な特徴が見られたことから閉鎖が決定した。
州当局はヘルバー・ハスタード&フィー・プランナーズを雇用して、今後どのように運営していくのかマスター計画を作成することになっている。
トレイルの現在の入り口は私有地にあるため、この入り口を永久閉鎖する方向で土地所有者と話し合っているという。
また最近ではこのトレイルでのハイキング中の事故が多発して、消防隊が救助に駆けつける事態が増加している。
昨日8日には19歳の男性が20フィート(およそ6メートル)の高さから落ちて首や頭をうち、ヘリコプターによる救助が行われたばかりだ。
7月6日にはカリフォルニア州からきた47歳の女性が膝の負傷で救助され、7月4日にも50代女性が滝上から飛び込んで背中を負傷してヘリコプターによる救助が行われている。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.09)
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