【世界のこぼれ話】7歳男児 医療ドラマで学んだハイムリック法で同級生を救う ニューヨーク州
ハイムリック法とは、喉に異物をつまらせた人に施す救急法で、患者の体を背後から抱えて上腹部を強く圧迫するものだ。
腹部突き上げ法とも呼ばれる。
どれだけの人がとっさの時にこの救助法を施すことができるだろうか。
小学2年生(7歳)のデービッド・ディアズ・ジュニア君は、学校のランチタイムに喉にピザを詰まらせた同級生にハイムリック法を施して命を助けた、とフォックス・ニュースが伝えている。
ニューヨーク州ビンガムトンにあるウッドロー・ウィルソン小学校に通うデービッド君は、友達が苦しみ始めたのを見てすぐに行動に移った。
ピザを喉につまらせた同級生のすぐ前に座っていたデービッド君は、助けることができるかどうか確信は持てなかったが、先生より近くにいたため自分で措置を行い、無事救助に成功した。
しかし、この救急法をどうやって学んだのか?
それは、昨年父親と観ていたテレビの医療ドラマ「グッド・ドクター」からだという。
ドラマでハイムリック法が施された時に、デービッド君はこれは大事なことだから覚えておこうと思ってメモを取ったのだ。
デービッド君はこの勇敢な行為により、ニューヨーク州上院表彰賞を受賞している。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.6)
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