【世界のこぼれ話】10分で62個のホットドッグを完食し優勝 ニューヨーク州
大食いスーパースターの「ジョーズ」ことジョーイ・チェスナット氏が、雨による遅れをものともせず、「ネイサンズ・フェイマス・フォース・オブ・ジュライ」のホットドッグ早食いコンテストで、10分間で62本のソーセージとバンズを平らげ、またしても優勝したとAP通信が伝えている。
チェスナット氏は、準優勝のジェフリー・エスパー氏をはじめ、世界各国から集まった15人の選手たちに大差をつけ、16回目の優勝を飾った。
女子では、ディフェンディング・チャンピオンの須藤美貴氏が39個半のホットドッグとバンズを食べ、9本目のマスタード・ベルトを獲得した。
しかし、男子が出場する前に荒天がニューヨークのコニーアイランド上空に移動し、競技は2時間延期された。
インディアナ州ウェストフィールド出身の39歳のチェスナット氏は、2005年に初めてタイトルを争い、2015年以降はタイトルを保持している。同氏の最高成績は2021年の76個だったが、天候不順もあり再現は不可能となった。同氏は「みんなペースを乱されてしまった」と語っている。
須藤氏は、最終カウントが発表されるまでもっと接戦になるかと思われた女子種目で、10分間で33個半の海老原まよい氏を下した。非公式のリアルタイム・カウンターでは、2人のトップが競技の大半を通して同点だったが、最終的な皿数のカウントで決着がついた。
フロリダ州ポートリシーに住む須藤氏は、ホットドッグの獲得数が自己最高記録に9本足りなかったことを悔しがった。同氏は、競技の後、「最初の2~3分は、見たくないのに海老原氏のことを見てしまっていた。彼女を見ているうちにへまをしてしまい、序盤で大きなゲップが出て動けなくなったが、修正することができた」と語っている。
ESPNによると、ニューヨークのコニーアイランドで毎年開催されるこのコンテストには、イギリス、カナダ、韓国、日本、ブラジル、オーストラリアから選手が参加したという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.5)