【世界のこぼれ話】危険! 乳児にネック・フロート(首の浮き輪)を使用しないで
アメリカ食品医薬品局(FDA)は乳児の首へ装着する浮き輪の使用に対する警告を発しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
FDAの発表によると、乳児の首へ浮き輪をつけていたことが原因で1人が死亡、もう1人が入院するという事例が報告されており、報告されていないものもまだあるかもしれないという。
一般に「ネック・フロート(neck float)」として販売されている商品は、乳児の首まわりにつけるプラスティック製の浮き輪だ。
首から上が水面から出るようになっており、水中で体を自由に動かすことができる。
主に風呂や水泳の時に、保護者や世話係が使用するものだが、発達の遅れや障害を持つ乳児のための水中フィジカル・セラピーの道具として用いられることもあるという。
FDAでは、この商品は乳児の死亡や深刻な怪我を引き起こす可能性があるとして、使用しないように警告している。
もし、すでにネック・フロートの使用に関連して問題が起こっていた場合には、こちらに報告をするよう奨励している。
https://www.fda.gov/safety/medwatch-fda-safety-information-and-adverse-event-reporting-program
この商品について質問や詳細な情報が必要な場合は1-800-638-2041まで。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.1)
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