ウェアハウス形式の卸売りチェーンであるコストコ(Costco)では、入店時や商品購入時に会員カードの提示が義務付けられているが、それに加えてIDの提示も求められるようになるとKHON2が伝えている。
コストコの会員規約は変わっていないが、会員でない買い物客が他人名義の会員カードを利用するケースが増えているという。同社関係者は、声明で、「当社の会員規約には、会員カードは譲渡できないと記載されているが、セルフサービスのレジを拡張して以来、自分のものではない会員カードを使用する非会員の買い物客が増えている」と述べている。
コストコは会計時に会員カードの提示を求めているが、今後は会員カードに写真が付いていない場合は、写真付き身分証明書の提示を求めるという。
会費はコストコのビジネスモデルにとって不可欠なものであり、運営費を相殺するのに役立てられている。同社関係者は、「非会員が会員と同じ特典や価格を受けるのは間違っている」と述べている。
なお、コストコでは2017年以来、会費は値上げされていないが、同社CEOは先日の決算説明会で、会費値上げは近いうちに行われる可能性が高いと述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.6.28)