イオラニが閉店セールを開催中
1953年からおよそ70年にわたってアロハシャツやハワイアンドレスをなどを製造販売を行なってきたイオラニが閉店することになり、6月26日から7月2日まで店内では売り尽くしセールが行われている。店内の商品は75%オフ以上の割引きが行われているとKHONが伝えている。
イオラニはカワカミ一家によって経営されてきて、ロイド・カワカミさんは2代目のオーナーだ。
「イオラニの店内にあるものはすべて、ハワイで手作業によって作られてきています。多くの企業が製造費の安い海外へ製造を移管してきても、私たちはメイド・イン・ハワイに拘ってやってきました。ハワイの企業でない会社がリゾートウェアとかリゾートシャツという名前でアロハシャツもどきを販売し始めましたが、あれはアロハシャツではありません」
カワカミ・ファミリーはハワイでのデザインと生産にこだわりを持って事業を行なってきたものの、昨年からの新型コロナウィルス感染拡大によって大打撃を受けたという。
「閉店するというニュースを聞いて、たくさんの人々がやってきて残念なことだと言ってくれています。衣服の製造業としてのイオラニは無くなりますが、これからはハワイのスモールビジネスをサポートしていくようなプロジェクトをしていきたいと考えています」
コナ・ストリート1234番池の店舗は毎日午前10時から午後5時までセールを開催している。
マスク着用必須で、店内には一度に10人まで入店できる。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.28)
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