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主人の命を救った犬スパイクを記念して寄付

主人の命を救った犬スパイクを記念して寄付

ホノルル警察は626日に警察犬の訓練のための特別な寄付を受け取ったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

軍務についているときに瀕死の重傷を負った元軍人のジェームズ・ハッチさんによって始められた「スパイクK9基金」からの寄付によってワイパフにある警察犬訓練施設に障害物コースが作られたのだ。

スパイクはハッチさんがハンドラーをしていた軍用犬で、任務中に攻撃を受けたときにハッチさんの命を救い、自らの命を落としたのだ。

ホノルル警察の職員はボランティアの人々とともに警察犬の訓練のためのコースを作るために作業を行った。

ホノルル警察によると、訓練施設は最初に作られてからすでに20年が経過しており、非常に古くなってきていて修理が必要な状態だった。犬たちが怪我をしないためにもきちんとした訓練施設が必要だったという。

警察犬ハンドラーであるピート・ジョーンズ氏は「きちんと訓練されていない犬を現場に出すわけにはいかないのです。現場にあるものと同じような障害物の中で訓練を行うことで犬たちは活躍することができます。警察犬は自分たちの命を犠牲にして私たちを守ってくれます。犬たちは何故こんなことをしているのか理由は理解していません。ただ、我々を喜ばせるためにだけやってくれているのです。自分の命を省みないで任務を遂行してくれる理由は、犬とハンドラーの強い絆だけです」と述べている。

ホノルル警察では、警察犬は容疑者を追いかけたり、警察官が入れないような危険な場所を捜索するときに使われるという。

写真 : Mana Photo _ Shutterstock.com

(日刊サン 2021.06.28)

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