ワイキキで市民パトロール
観光客が戻ってきたワイキキでは犯罪が増加傾向にある。
そこで立ち上がった市民によるパトロールが行なわれているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ダフィネ・ライスさんもその一人で、ホノルル警察官とともに毎週パトロールに参加している。
ワイキキの歩道や海を見渡すダイアモンドヘッドなど、観光客の訪れる場所を歩きながら、観光客や住民に挨拶して回っているのだ。
「ここは私たちが暮らしている地域社会なのです。大きな問題を解決したいと思うなら、まず個人レベルで挨拶から始めます」
ハワイ州の最も賑やかな観光スポットであるワイキキには、今月に入ってから深刻な犯罪が何件か起きて、公衆安全を改善しようという動きが高まっている。
ワイキキでは昨年の7月9日から市民によるパトロールが始まり、クヒオ・アベニューにあるスターバックスでは「警察官とコーヒーを飲む会」が定期的に開催されて、市民がコーヒーを飲みながら警察官に質問をしたり、心配事を相談する会も行なわれている。
ワイキキでは新型コロナウィルス感染拡大によって観光客が激減した際には犯罪も少なくなっていたが、観光再開に伴い犯罪の増加も懸念されている、
特にナイフや拳銃といった武器による犯罪がすでに起こっている。
ワイキキの安全は観光業にとっても大きな問題だ。
また増加しているホームレスの問題もある。
ホノルル市ではワイキキの安全とホームレスの問題について警察と協力しながら新しいプログラムを検討している。
市民パトロールの情報は下記の通り。
- 毎週火曜日午後4時30分にワイキキ・コミュニティ・センター集合
- 毎週火曜日午後6時30分にイートン・スクエアに集合
- 毎週木曜日午後4時30分にカラカウア通りの大きなバニアンツリーに集合
- 毎週木曜日午後7時にアラワイボートハーバーマスター事務所に集合
市民パトロールについての詳細はこちらから。
写真 : ZikG _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.28)
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