英国では来月からバーやレストランなど飲食業のビジネスが再開されることになっているが、再開に向けて新しいルールが適応されるとアメリカフォックスニュースが伝えている。

7月4日からのビジネス再開を許可された飲食業界では、訪れる客から名前を聞いて記録として21日間保存することを政府から求められている。

新型コロナウィルス感染拡大抑制の一環として、感染経路を明確にするために接触した人々を特定するためである。

これに反対しているのが英国ビール・パブ協会である。

「我々は、業界としてパブでのお客と従業員の安全のためにあらゆることをすることにしているが、パブを訪れる客から個人情報を集めて保存することに懸念がある」

政府当局は、このような情報収集は合法であるとしている。

「ヘアサロンやレストランなどの多くのビジネスでは、予約をとるときに個人情報を記録している。今回の措置は、名前や電話番号などの顧客情報を一時的に保存してほしいというもので、この情報は地域にコロナ感染が確認された場合に感染経路を確認し、接触者に感染テストをおこなう助けになる」

英国でパブは3月終わりから休業しており、7月4日にはおよそ2万8千軒のパブが一斉に再開することになっている。