ホノルル警察はモペッド(原付スクーター)の違法駐車の取り締まりを強化しているとKHON2が伝えている。
歩道を遮って駐車しているモペッドの苦情が寄せられれば、警察はすぐに現場に出動して対応しているが、これに対してモペッドを運転する人々からは、駐車する場所がないという困惑の声が上がっているという。
モペッドは、地元住民だけでなく観光客にも人気だが、その騒音と路上駐車の実態を迷惑だと感じている人々がいる。
ワイキキで営業している企業の集まりである「ワイキキ・ビジネス・インプルーブメント・ディストリクト」のジェニファー・ナカヤマ氏によると、ワイキキの多くの店舗で、店の前の路上に違法駐車しているモペッドを警察へ通報することが増えてきているという。
「モペッドは、信号柱や標識柱に鎖で繋がれていたり、ときには歩道にただ置かれていたりします。店に入ろうとする客にとって妨げとなる場合が多いのです」
ホノルル警察によると、モペッドは、駐車スペースやモペッド駐車可の標識がある自転車置き場に駐車しなければならない。
ワイキキでモペッドのレンタル業を営んでいるロジャー・ウィットマーシュ氏は、「駐車する場所がないのが問題で、駐めるところが見つからなければ、レンタル客は歩道に駐車します。チェーンでつなげていなければレッカー移動されるので、大問題になります」と述べている。
モペッドの違法駐車に対して違反切符が切られた場合、およそ100ドルの罰金が科せられる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.22)