工場から消えたピスタチオ
カリフォルニア州にあるピスタチオ工場から大量のピスタチオが消えるという事件が起こった。
その量なんと42,000ポンド(およそ20トン)という。
あるピスタチオ加工会社が通常の監査で発見し、警察に届出て捜査が始まった。
犯人は、工場に出入りするトラック運転手だった。
ピスタチオを工場から配送していたトラック運転手は、商品を本来の目的地に運ばずに別の場所へ移し、そこで小さな袋に詰め替えて転売をしていたのだ。
まだ残っていたピスタチオは本来の持ち主である会社へ引き渡されたという。
しかし、20トンのピスタチオを小分けして袋に詰めて転売するのには、かなりの手間と時間がかかるはずだ。
その労力を別のことに使えば良かったのに。
警察署のフェイスブックアカウントに掲載されたこの事件には、様々な面白いコメントが寄せられている。
「犯人は逃げられると思っていたなら、ナッツに違いない」(ナッツは頭がどうかしているという意味に使われるスラング)
「警察のお手柄だ。この事件をクラックしたんだから」(クラックはナッツなどを割るという意味の他に、取り締る、解決するという意味もある)
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.22)
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