バイデン大統領 6月19日を連邦の祝日とする
バイデン大統領が6月17日に、奴隷制度の終わりを祝う新しい連邦の祝日を設定する法案に署名をして、6月19日(ジューンティーンス)は正式に連邦の祝日となった。
ジューンティーンスと呼ばれるこの日の由来は、アメリカ南北戦争で奴隷制度に反対していた北軍が勝利し、南部のテキサス州ガルベストンに北軍の兵士が、1865年6月19日に到着した。その時まだ奴隷にされていた人々に対して奴隷制度が廃止されたことを伝えたことによる。
それ以来、ジューンティーンスは奴隷制度の終わりとアフリカ系アメリカ人の文化を祝う日となっていたが、今後は正式に連邦の祝日となった。
今年のカレンダーにはこの日は祝日とされていないが、6月19日は土曜日に当たるため、振替休日として6月18日(金曜日)が連邦政府関係機関が休みとなっている。
ハワイでは、デービッド・イゲ知事がジューンティーンスを記念日とする法案に署名したものの、ハワイ州としての祭日ではないので注意が必要だ。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.06.18)
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