すでに知っているとは思うが、ビーチにいるハワイアンモンクアザラシの邪魔をするのはハワイでは違法である。
ハワイ州国土資源省では、SNSなどでモンクアザラシに対するハラスメントが数件投稿されたことで、モンクアザラシに近づかないようにと言う警告を立てたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
国土資源省によると、ナナクリビーチで2件、オアフ島東部で1件のソーシャルメディア投稿が見つかった。
ナナクリでは、一人の男性がビーチで寝そべっているアザラシに触り、驚いたアザラシがすぐ逃げ去ろうとする様子を撮ったビデオが投稿されており、また別のビデオでは、繋がれていない犬が走り回りアザラシのすぐそばに行く様子が映されている。
東部のカイヴィでは、トラックがビーチを走り、寝そべっているアザラシの邪魔をしていた。
オアフ島西部では、繋がれていない犬がビーチにいたアザラシに向かって吠えて近づき、アザラシは海に逃げ込んだと言う事件もあり、飼い主は罰金チケットを受け取った。
ハワイアンモンクアザラシは絶滅危惧種で、触ったりハラスメントをする行為は州法でも連邦法でも禁止されており、罰金は高く、逮捕されることもある。
また、アザラシが力が強い動物のため、近づくと体当たりされて怪我を負う危険性もある。
誰かがアザラシの邪魔をしている場面に遭遇したら、643-3567にすぐに電話するように求めている。
(日刊サン 2020.6.17)