日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

ニュース

【ハワイニュース】ワイマナロ・ビーチ・パークでグランピング問題

グランピング:Glamping が人気だ。

グランピングとは、英語で魅力的な、華やかな”などを意味する「Glamorous(グラマラス)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた造語で、直訳すれば魅力的なキャンプ”という意味になる。
グランピング施設では、キャンプ用品や食材、食事などがあらかじめ用意されており、気軽に豪華なキャンプを楽しむことができる。

そのグランピング施設が先週金曜日に、ワイマナロ・ビーチに突如出現したことで地域住民から非難の声が上がっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

施設を運営しているのは、州内でグランピングサービスを展開している「グランピング・ハワイ」だが、現在、ホノルル市の調査が行われている最中だという。

グランピング施設のあるワイマナロ・ビーチ・パークは、ホノルル市の所有で、条例では、マカプウからベローまでのビーチでの商業活動を禁止しているからだ。

ワイマナロ自治会のメンバー、カプア・メデイロスさんは、「これは単なるキャンプテントではありません。すべての設備が整ったグランピングなのです。お酒を飲むバーがあって、バー用の高い椅子が置かれていました」と述べている。

「グランピング・ハワイ」では1泊数百ドルで泊まれる様々なパッケージを提供しており、客は日程と場所を指定してその場所に到着すると、グランピング施設がすでに設営されているというサービスだ。

同社はコメントを出していないが、代理人によると、営業は合法的に行われているという。

キャンプの許可を取得するのは客側の責任となっているという主張だが、それ自体が、市の条例に抵触している可能性がある。というのも、キャンプ許可証を発行する市公園およびレクリエーション局によると、キャンプ許可証は譲渡不可だからだ。

運営側の主張に対してメデイロスさんは、「事業主として、自分のビジネスに関連する法律を理解しているべきです。知らなかったというのは言い訳になりません。知らなかったということ自体が問題なのです」と批判している。

先週金曜日、グランピング施設には警察が呼ばれたが、同社によると違反チケットは受け取っていないという。

施設の設営を目撃したワイマナロ住民のエマ・コアさんは憤っている。

「本当に腹が立ちます。『ロマンチック』とか『パラダイス』と謳って、ハワイという場所を利益のために売り渡すような人々は、これ以上必要ないのです。観光客がターゲットになっています」

これに対し代理人は、顧客の70%以上はハワイの地元住民だと主張しているが、地域社会の中に不満の声が上がっているのは承知しているという。

メデイロスさんは、「彼らの商業活動を非難しているわけではありませんが、ワイマナロの公園やビーチで商業活動をしようとしている事業者に対する警告です。あなた方は歓迎されていません。それを明確にするために、条例が可決されたのです」

当局では、商業活動を禁止している条例の遵守は、一般からの通報に頼っているのが現状だ。

キャンプ場所での不法な行為を見かけたら、[email protected] までメールで通報するよう求めている。

シェアする

写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.6.10)

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram