失業保険の処理ができずに未払いの申請は溜まり、担当局長は休暇中という状態の中、6月8日深夜、労働労使関係局の建物の窓ガラスが壊されたとKHONが伝えている。

担当局長であるスコット・ムラカミ氏は、失業保険の支払いが滞っていることで命の危険を伴うような脅迫を受けており、5月中には保安官が付き添う状態だったが、6月に入り一時休暇を取得しており、副局長が局長代行を務めている。

副局長の名前は安全上の問題で公表されていない。

新型コロナウィルス感染拡大でビジネスが閉鎖となり失業したとして、12万5000人以上の人々が毎週失業保険を申請している状態が3カ月となっているなか、最初の6万2000件が未だ支払われていない。

今回、窓が破られたことと失業保険の未払いに対する不満の因果関係は不明であるが、他島では労働局をナショナル・ガードが警護している。

上院議長のロン・コウチ議員によると、「システムはシステムの処理時間より早く処理することはできない。今問題となっているのは当初の古いシステム時に申請されたもので、システム障害で処理が不可能になったため、電話で1件処理するのに45分から1時間かかっている」

コウチ議員は「労働局は失業保険の処理のために他の部署からの応援を求めており、毎日コンベンション・センターで150人から200人が処理を行なっている」と述べた。

また、担当部署はID盗難による不正な失業保険申請にも対応を迫られているが、現在の時点で、被害者の数も被害金額も把握されていない。