交通死亡事故 日曜明け方に2件
5月30日日曜日の深夜過ぎにオアフ島とマウイ島で自動車による交通事故が2件発生して、2人が死亡したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ホノルル警察の発表によると、午前3時20分ごろ、カラカウア通りのカピオラニ・パークの近くで最初の事故が発生した。
39歳の男性が赤のフォード・マスタングを運転中に警察車両に停止を求められたが、スピードを上げて逃げ切ろうとして樹木に激突した。
近所の目撃者によると「車はもう車のようには見えなかった。バラバラに砕け散っていて、車の前方は車内部にめり込んでいて後部は砕けていた」という。
運転していた男性はその場で死亡が確認されたが、飲酒や薬物の関係はまだ不明だという。
飲酒事故による被害者の会「飲酒運転に反対する母親の会ハワイ支部」の代表であるカート・ケンドロ氏は「周辺住人が事故に巻き込まれなかったのが不幸中の幸いだ。こんなふうに車が破壊されるには、相当なスピードが出ていたに違いない。結果として運転していた人が亡くなってしまったことは悲しいことだが、周辺には散歩をしている人や仕事から帰宅中の人もいたことを考えるともっと最悪な被害が出た可能性だってあった」と述べている。
マウイ島では午前4時ごろ、助手席に乗っていた17歳がカヘキリ・ハイウェイでの事故で死亡している。
警察では事故の原因はスピードの出し過ぎとしているが、飲酒との関連性があると見ており調査中だという。
運転していたのは16歳で、怪我をしたものの命に別状はなく病院で治療を受けている。
この2件の死亡事故は、今年に入ってハワイ州で起こった運転死亡事故の37番目と38番目にあたる。
写真: Christian Mueller _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.01)
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