今週末はカイマナビーチに行かないで
ハワイアン・モンク・アザラシのお母さんと赤ちゃんが一緒にビーチに寝そべったり泳いだりしているカイマナビーチには、可愛い姿を一眼見ようと大勢の人々が連日集まっているが、米国海洋大気庁(NOAA)と海洋安全のライフガードはともに今週末のメモリアルデーの連休にはカイマナビーチに行かないようにと呼びかけているとKHONが伝えている。
アザラシの母子を守るために設置されていたバリアも5月19日にすでに取り除かれているが、母子はまだビーチ周辺にいる。
赤ちゃんアザラシはすでに十分に成長しており、おそらく数週間のうちに母親のそばから離れ独り立ちをすると見られているが、専門家によると親離れの直前のこの時期は最も母親が神経質になっており、子供を外敵から守るために攻撃性が強くなると言われている。
そのため、近くを泳ぐ人間を襲う可能性があるとして、ライフガードはアザラシに近づかないように毎日呼びかけている。
NOAAのデービッド・ショフィールド氏は「海の中で楽しく泳いでいる人間が近くにいても、母親アザラシは落ち着いて泳いでいるが、何かの拍子に攻撃をする可能性があるので、この週末の連休には他のビーチで泳いでいただきたい」と述べている。
子供が独り立ちをすると母親アザラシはすぐに別の場所に移動するが、子供の方はさらに数カ月周辺にとどまるだろうと予想されている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.05.27)
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