ホノルル ワクチン接種順調により第4段階への移行の可能性
リック・ブランジャルディ市長はデービッド・イゲ知事に対し5月25日に要望書を提出しており、現在イゲ知事に承認を待っている段階だが、もし承認されればホノルルは第4段階へもうすぐ移行しつつあるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ブランジャルディ市長は「ホノルルは第4段階へ移行を期待しており、この移行によりいくつかの点で規制緩和がされることになる。もしかしたら数日内にも可能かもしれない」と述べている。
「ホノルル市としてはいくつかの要望を提出したが、最終判断が衛生局の手に委ねられている」
現在の第3段階から第4段階へ移行すると、社会的集まりは10人から25人へ緩和され、バーやクラブの営業も、完全営業禁止の状態から一定の規制と条件の下で営業が許可される可能性がある。
ブランジャルディ市長が段階的再開計画に変更を求めているのは、住民人口におけるワクチン接種のパーセントによって段階を移行するというものだ。
オアフの住民人口の50%がワクチン接種を受けたなら第4段階に移行できるようイゲ知事に求めている。
現在ハワイでは12歳以上の住民がワクチン接種の対象者だ。
人口割合で見ると住民の18%に当たる0歳から11歳までの子供たちはワクチンを受けることはできない。
12歳未満の子供たちは新型コロナウィルスに感染する恐れが残っているものの、この年齢層がコロナで重症化して死に至ると言うケースは高齢者の場合と比較して非常に稀である。
と言うことは、人口の72%に当たる12歳以上の住民がワクチンを受ければ感染拡大を十分に抑えることができるということになる。
ハワイ州でのワクチン接種は接種対象者の70%を超えるところまで来ており、オアフ島では人口の42%がすでにワクチンを受けている。
(日刊サン 2021.05.27)
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