5月23日(月曜日)から、フードランドでは従業員全員に仕事中のマスク着用を義務付けている、とKHON2が伝えている。
同社の広報担当者によると、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)がオアフ島、カウアイ島、マウイ島の新型コロナの市中感染危険度を「赤」に引き上げたことを受けての決定だという。
「CDCは、『赤』指定のハイリスク地域において、屋内の公共の場ではマスクの着用を推奨しています。このことから、当社では、今回のマスク着用の義務化は従業員自身の安全のために重要なことであると考えています」と声明で説明している。
顧客に対しては、マスク着用を推奨するものの、必須とはしていない。
ワイキキ水族館では最近、入場客にマスク着用を求め始めたばかりだ。
ワヒアワから水族館を訪れていたチャネル・アカカさんは、マスク着用ポリシーを歓迎するという。
「マスクの着用は子供にとって安全だと思うので賛成です。うちの家族はどこに行くのにもマスクをつけるので、ポリシーによって他の皆さんもマスクをつけるのは歓迎です」
ワイキキ水族館では、州での新規感染数が上昇したことで、公共衛生の専門家からのアドバイスに従ったという。
5月に入ってから感染数は増加傾向にあり、1日の平均感染者数が900人を超えている。
この数値には自宅で行っている検査結果は含まれていないため、実際の感染数はより大きなものだと専門家は見ている。
一方、マスクなどの感染予防対策は全て過去のものとすべきだと考えている住民も一部にはいる。
カリーナ・ケースさんは、「正直に言って、マスク着用が戻りつつある状況を好ましく思っていませんし、驚いています。学校と病院以外はマスクをつけなくても良くなっていたので、残念です。終わった話だと思っていました」と述べている。
ハワイ大学では、夏の間は屋内での講義はマスク着用が必須となっているが、秋の新学期にどうするかは未定だという。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.23)