5月21日にハワイ州内のフードランド系列のスーパーマーケット（フードランド、サックNセーブ、フードランドファーム）で午前6時から7時までに買い物をしたクプナ（高齢者）は、レジで買い物の精算をしたときにどれだけ驚いたことだろう。

レジ係は約2000人の高齢者の買い物客に、「今日の買い物は無料です。奇得な方からの寄付です」と告げたのだ。

これは「オペレーションクプナ」と名付けられたプロジェクトで、匿名の市民が、新型コロナウィルス感染対策としてフードランドが高齢者の安全と健康を守るために買い物時間として指定した午前6時から7時までの1時間に買い物をした高齢者の精算額を全て肩代わりしたのだ。

店長とレジ係は、当日の開店30分前にこの内容を知らされた。

フードランドの会長兼最高経営責任者であるジェナイ・ウォール氏は「この困難な時期に、ハワイの高齢者を助けようとする匿名の人物の親切で思いやりのある行動に対して、高齢のお客様を代表して、お礼を伝えたい。本日朝、高齢者を驚かせて楽しませることの手伝いを僅かながらすることができて光栄だ。今朝フードランドで起こったことは本当に驚くべき無私の行為で、そのアロハの心は永遠に忘れないでしょう」と語った。

フードランドは、ハワイ州島内全体に店舗を持つ唯一の地元食品小売業者である。