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【ハワイニュース】ハワイ大学の新しい寮、次世代起業家育成のために設計

この秋、ハワイ大学(UH)マノア校の学生に、新しい寮の選択肢が増える。歴史あるアサートンYMCAの住宅が、RISE(レジデンス・フォー・イノベーティブ・ステューデント・アントレプレナーズ)という新しい複合施設に生まれ変わるためだ。

ハワイ・ニュース・ナウの報道によると、RISEUHマノア校にあるシドラー・ビジネスカレッジのパシフィック・アジアン・センター・オブ・アントレプレナーシップ(PACE)の発案によるもので、8月から400人近い学生が入居予定となっている。

RISEは、学生寮であると同時に、地域のためのコワーキングスペースとしても機能する。PACEのエグゼクティブディレクターであるサンドラ・フジヤマ氏は、新しい寮をリブ・ラーン・ワーク・コンプレックス(住居学習労働複合施設)とし、「このような施設を持つ大学は、国内でも数えるほどしかなく、ハワイでは初めての試み。ポジティブな影響を生み出すことに積極的な学生を支援するためのもの。皆が一緒になって、経済を多様化する方法や、労働力を増やす方法を探し、学生たちがハワイに留まることができるような仕事を作ることを望んでいる」と語っている。

RISEの建設は、UH財団が債券発行によって調達した民間資金でまかなわれ、官民パートナーシップによって6年で完成される。関係者によると、予算内で、税金を使うことなく、予定通り8月に完成見込みとなっているという。

寮には、共有バスルーム、共有キッチン、リビングエリア、屋外デッキがあり、各部屋には個別のエアコンが設置される予定となっており、現在、1人部屋と2人部屋の申し込みを受け付けている。賃貸料金は2人部屋で月1200ドルからで、UHの最も安い寮の約700ドルと比べると割高だ。また、賃貸期間は、他のキャンパス内の寮は9カ月だが、この施設は12カ月となっている。

この賃貸料金を相殺するために、UH財団は、RISEに住みたい学生やPACEプログラムに参加したい学生に50万ドルの奨学金を提供することにしている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.5.19)

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