ハリケーンの季節が近づく中、ハワイ州当局は住民に対し、ハリケーンに伴う大雨や洪水などの被害を防ぐための準備を呼びかけている。
KHON2は、「ファースト・ストリート」財団という非営利団体が開発した「リスク・ファクター」というウェブサイトについて伝えている。
このサイトでは、今後30年間に洪水や山火事で、どの程度の被害を受けるかを教えてくれるという。
住所か郵便番号を指定欄に入力すると、洪水の被害リスクが「軽度(マイナー)」「中程度(モデレート)」「高度(メジャー)」「重度(シビア)」「極度(エクストリーム)」の5段階で表示される。
団体のウェブサイトには、「当団体の使命は、アメリカ合衆国の環境リスクを定量化して市民に伝え、質の高い気候変動データへのアクセスを提供することです。そうすることで、多くの人々が気候変動や環境リスクの情報に対する十分な知識を得て、将来に対する意思決定をすることが可能となります」と記されている。
また、洪水と山火事に対するリスク要因を決定するための詳細についても言及しており、環境の変化により、30年以内に洪水や山火事が起こる可能性が高くなる理由についても解説している。
環境の変化とは、海面上昇、新しい気候パターン、激しい嵐が発生することなどを指している。
地球温暖化で地上から蒸発する水分量が多くなり、それがより多くの雨をもたらし、さらに温暖化は、海の温度を上昇させ、ハリケーンや海上嵐を引き起こすという。
ハワイの洪水に関する危険度チェックと解説はこちらから。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.18)