オアフ島の人気ハイキングスポット、エフカイ・ピルボックス・トレイルで、16日夕方、道に迷ったハイカーから救助を求める通報を受け、救助に向かったとホノルル消防署が発表した。同トレイルはノースショアのサンセットビーチ小学校近くにある。

ホノルル消防署は、16日午後5時頃、24歳の女性と25歳の男性2人のハイカーから「ハイキング開始後１時間で道に迷った」という通報を受けた。現場に急行した消防士らは徒歩でトレイルを探索。空路で到着した救助専門家と協力し、午後6時頃にハイカー2人を発見した。救助されたハイカーらはサンセットビーチ小学校近くの着陸地点にヘリで輸送された。2人に怪我はなかった。

同日午後7時頃、同トレイルを歩いていた51歳の男性のハイカーからも救助要請の通報があった。現場に到着した消防士らは再び徒歩でトレイルを探索し、午後7時24分頃にハイカーの男性を発見した。男性は4時間近くトレイルを歩いていたが、途中で道に迷ったという。男性に怪我はなく、午後8時頃に消防士らと共に徒歩で下山した。

サンセット・ピルボックス・ハイキングとしても知られるエフカイ・ピルボックス・トレイルは、公式には州のナ・アラ・ヘレ・ハイキング・トレイルの1つではない。しかし、バンザイ・パイプラインの素晴らしい景色を眺めながらハイキングができるノースショアのハイキングスポットとして、ブログ、ウェブサイト、旅行雑誌で広く紹介されている。

ホノルル消防署によると、先週末、この他にもカウ・クレーター・トレイルのフレンドシップ・ガーデンで道に迷った人、マウナウィリ滝で負傷した人、マイリ・ピルボックスで気分が悪くなった人など、いくつかのトレイルにいたハイカーらから救助要請の電話があったという。ホノルル消防署は、ハイカーらに自らの身体能力と限界を自覚し、ハイキングを計画している場所と帰る予定時刻を常に他の人に知らせておくよう促している。また、山中で救助要請の電話をした場合、消防士らは連絡を受けた場所のGPS情報を元に救助に向かうため、その場所から動かずに待機する必要がある。