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コロナ感染 濃密接触者特定を強化

新型コロナウィルス感染経路の特定と感染者の隔離を目的して、ハワイ州は、連邦政府から5000万ドルを受け取ることとなった。

州保健省は、公衆衛生を担当する人員が不足していることからおよそ300名を訓練するためにその一部を使用する予定であると述べた。

ハワイ選出のブライアン・シャッツ上院議員は「今、公衆衛生で大切なのは、感染経路を特定する人員確保だが、今回の連邦政府からの資金提供でこれが可能になった。これからの経済再開に向け準備をしないといけない」と述べた。

現在保健省では、50名のスタッフとおよそ30名のボランティアがおり、新型コロナウィルス感染者の濃密接触者の特定を行っているが、伝染病緊急事態において濃密接触者の追跡を効果的に行うためには人口10万人に対して30名のチームが必要としている。

その基準でいくと、人口140万人のハワイでは420名(オアフ島だけで300名)の担当者が必要となる。

感染の連鎖を止めるために、感染が確認された人が24時間以内に接触した濃密感染者を特定することは極めて重要である。

保健省はハワイ大学と提携し、感染経路特定プログラムを確立して医療従事者を数日間以内(非医療従事者は3カ月以内)で訓練することを早急に進めており、ハワイ大学は、失業者やホームレスの人々、ネイティブハワイアンや太平洋諸島の人々のために働く、地域保健衛生に携わるための特別トレーニングプログラムを計画している。

今回のトレーニングで新しく公衆衛生を担当することになった者は、緊急雇用され、また保健省のボランティア医療予備者となる。

保健局長のブルース・アンダーソン氏は「オアフのショッピングモールや小売店舗が事業再開する中、新型コロナウィルスの脅威はまだ続く。300人のスタッフが増えれば毎日1000件の調査ができる」と述べた。

 

(日刊サン 2020.5.14)

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