【世界のこぼれ話】飛行中にパイロット急病で乗客がセスナを操縦し無事着陸 フロリダ州
5月10日(火曜日)午後、フロリダ州ウェスト・パーム・ビーチで起こった出来事だ。
パイロットが飛行中に急病となり、全く飛行経験のない乗客が管制塔の助けでセスナを操縦して無事着陸したとフォックス・ニュースが伝えている。
10日午後、フロリダの管制塔に無線連絡が入った。
「深刻な状況です。パイロットが操縦できない状態になりました。私は操縦の仕方を知りません」
管制官が位置を尋ねると、「どこにいるのかわかりません。フロリダの海が目の前に広がっています」という。
管制官はその男性に、翼を水平に保って海岸線を飛ぶよう指示し、4分後にセスナの位置を確認することに成功した。
管制官は、同機をパーム・ビーチ国際空港まで誘導し、多くの関係者が見守る中、セスナは無事に着陸した。
「オーマイガッシュ。グッジョブ!(なんと! よくやった!)」
セスナには、パイロットとその乗客だけが乗っており、パイロットはすぐに病院に搬送されたという。
航空専門家は、「何の訓練も受けていない人がセスナを操縦して無事に着陸できたなんて信じられません。落ち着いて管制官の指示に従ったのが良かったのでしょう」と述べている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.11)
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