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【世界のこぼれ話】17歳高校生 4度の脳手術の後ナショナル・チェス・マスターのタイトル獲得

グリフィン・マッコーネルさん(17歳)は今年3月、USチェス連盟のナショナル・チェス・マスターの称号を獲得したが、1年前に4度目の脳手術を受けた後の偉業となったとフォックス・ニュースが伝えている。

マッコーネルさんは現在高校4年生で4歳からチェスに親しんでいたが、ちょうど同じ頃からてんかんを発症して、発作を起こすようになったという。

発作を抑えるためにすでに3度の手術受けており、3度目は脳の左部分を遮断するというものだった。

父親のケビンさんによると、「話すことも、歩くことも、書くこともやり直すような状態でした。右利きから左利きになったのです。回復には本当に長い時間がかかりました。それから2年間、車椅子生活となった息子は、たくさんの作業療法、理学療法、言語療法を受けました」と述べている。

3度目の手術で半身不随になったグリフィンさんは、それでも症状が回復せず、脳の一部を削除するという4度目の手術を受けたところ、発作が治まり、チェスの実力が格段に上がったという。

13歳ですでにチェス・エキスパートの称号(USチェス連盟の基準を満たした人に与えられる称号)を手にしていたが、そこからなかなか上に行くことができないでいた。

そして今年3月、ついにナショナル・マスターの称号を獲得したのだ。

これからグリフィンさんは、国際チェス連盟のFIDEマスター、インターナショナル・マスター、最終的には最高位のグランド・マスターを目指すという。

また、障害のある子供たちにチェスを楽しんでもらいたいと非営利団体を設立した。

ケビンさんは、「グリフィンは障害があってもチェスができるという証拠です。障害のある子供たちにチェスを学んで、楽しんでもらいたいと思います」と述べている。

グリフィンさんの弟サリバンくん(15歳)も2019年にナショナル・マスターの称号を獲得している。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2022.5.6)

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