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ホノルル市の規制段階 今後4週間はティア3を維持 

ホノルル市の規制段階 今後4週間はティア3を維持 

ホノルル市の1日あたりの新型コロナ新規感染者数は、規制段階のティア3に留まるための敷居値を越え続けている。しかしながら、デービッド・イゲ州知事とリック・ブランジャルディ市長は今後更に4週間、ティア3に留まることで同意した。また、ブランジャルディ市長は3日に段階規制システムの恒久的な変更案を知事に提出しているが、未だ検討中だ。


オアフ島の現在の段階規制は、新型コロナの1日あたりの新規感染者数が50を超えるか、陽性率が2週間連続で2.5%を超えた場合であるため、本来なら今日から4週間、ティア2に戻ることになっていた。規制段階ティア3では、最大10人までの集会が可能で、バーやレストランも最大10人のグループの受け入れが可能。ジムは収容率50%で運営でき、出席者100人までの野外結婚式や、野外スポーツが許可されている。

ブランジャルディ市長が掲げる段階規制システム変更の1つに、ティア 3に留まるための1日の新規感染者数を50100人、場合によっては120人に増加するということがある。市長は現在の段階規制システムは、実施されているワクチン接種のレベルを反映していないと主張している。ハワイ・ヘルスケア協会会長のヒルトン・レーセル氏は、この案に同意した。レーセル氏は「既に非常に多くの人々にワクチン接種を行っているため、以前とは異なる環境にあるといえる。一方、リスクレベルは以前よりも低くなっているものの、感染に対する警戒を怠ってはならない」と話した。

市長が掲げるもう1つの変更は、毎日の新規感染者数に焦点を当てる代わりに、入院患者数、死亡者数に焦点を当てることだ。これについてレーセル氏は「最良の指標ではない」とし、「新型コロナは発症するまでに時間がかかるため、入院患者数は遅れのある指標だ」と意見を述べた。また、「感染時期と入院時期に間があるため、現在の状況を正確、確実に把握することはできない。入院患者数が突然増加した場合、その34週間前には新規感染者数が大幅に増加した可能性が非常に高いということになる」と説明した。

また、レーセル氏はハワイ州のワクチン接種について楽観的な意見を述べている。州は今後1ヶ月以内に、集団免疫を獲得するための最低ラインである16歳以上の成人の70%がワクチン接種を完了すると予想している。また、今後7週間で目標としている8085%のワクチン接種率に達する見込みだという。レーセル氏は「接種率80%に到達した場合、感染リスクは劇的に低下する。外出や集会は今より遥かに安全になる」と話した。

5日、保健局によって、州内で1人の新型コロナ関連の死亡と64人の新規感染者が報告された。パンデミック開始以来、ハワイ州内で新型コロナで亡くなった人の合計は485人、感染者数は32,794人。州が発表しているコロナ関連の死亡者数は、オアフ島で375人、ハワイ島で53人、マウイ島で52人、カウアイ島で2人、ハワイ州外での死亡が3人。合衆国全体のコロナ関連の死亡者数は579,000人超、感染者数は3,250万人超となっている。

(日刊サン 2021.05.06)

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