5月5日、ハワイ州検事総長のクレア・コナーズ氏は、同氏とハワイ州検察官がハワイ最高裁判所と代理人であるダニエル・フォーリー氏に対して受刑者の釈放命令の停止を求めると述べた。

この釈放命令は、刑務所と拘置所が過密状態にあり新型コロナウィルス感染の恐れがあることから下され、3月2日から4月28日の間にすでに655人が早期釈放されている。

コナーズ氏は、「現在、刑務所内でのコロナウィルス感染事例はなく、州内の感染状態もある程度抑止されており、すでに釈放された受刑者が再犯していることからも、今後の釈放については再考が必要だ」と述べた。

ホノルル、ハワイ、マウイのそれぞれの検察官も全員コナーズ氏と同意見だと述べた。

コナーズ氏によると、検察としては今後、受刑者の釈放を停止するよう最高裁に申し立てをすることや、代理人フォーリー氏に対して最高裁判所に再考するよう求めるなどを含めて、何らかの対策を講じるとしている。