【世界のこぼれ話】クマが70缶の炭酸飲料を飲む ダイエットソーダは拒否 カナダ
あるカナダの女性は、夜中に熊が車に侵入し、何十本ものソーダ缶を飲み始めたことに気づいたという。
CBCによると、ブリティッシュコロンビア州アールズコーブに住むシャロン・ローゼルさんは、午前3時頃に飼い犬が吠え始めたため目を覚まし、バルコニーから外を見ると、ブラックベアが彼女の車の窓を割っているのを発見した。
ローゼルさんはグリルイットというフードトラックを経営しており、車内にはオレンジクラッシュ、ルートビア、ダイエットソーダなど様々な炭酸飲料が保管されていたという。ブラックベアは、炭酸飲料を夢中ですすっていたという。
すぐにクマを止めようと、ローゼルさんはバルコニーから冷水を投げつけ、最終的には、「私はクマハンターだ」と言って彼を精神的に追い詰めようとした。しかし効果はなく、クマが炭酸飲料の缶を荒らして飲み尽くすのを1時間半も見ているしかなかったという。
彼女は人里離れた場所に住んでおり、定期的にクマと接しているが、「ソーダを狙うのを見たことがない」と語っている。なお、このクマは、車内に保管されていた72本のうち、69本を飲み干した。残りの3本はダイエット系ソーダだが、これには興味がなかったようで、小走りに去っていったという。
クマは、車のソフトトップを破壊し、窓のクランクを引きちぎっていた。クマが去った後の車内は、白い革のシートがオレンジソーダで汚れ、カーペットからギアシフトに至るまで、車のあらゆる部分に炭酸飲料が染みこんでいたという。
なお、翌日の夜もクマが出現したが、ローゼルさんの飼い犬が追い払うことができた。「クマに危害を加えるようなことはしたくない。餌が見つからなければ移動してしまうだろうから」とローゼルさんは語っている。
なお、ローゼルさんは、車の修理のために保険を申請したが、保険が下りるかどうかはまだわからないという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.26)