ミズーリ州のオザーク湖で、一人の釣り人が、めったにお目にかかれないレイクスタージョン(湖のチョウザメ)を釣り上げたとフォックス・ニュースが伝えている。
ミズーリ州自然保護局によると、釣り人のトロイ・スタッグス氏が珍しい魚を釣り上げたという。
同氏は、魚の写真を撮り、大きさと重さを計って湖に戻した。
魚は30歳前後と推定され、体重は50〜55ポンド(約22〜25キロ)、体長は56インチ(約142センチ)だった。
ミズーリ州自然保護局は、この魚についてフェイスブックに投稿し、「cool catch and release 」(釣って放す、いいね) とタグ付けした。
同局は投稿で、「トロイ・スタッグス氏は、オザーク湖でうっかりチョウザメを釣り上げ、驚きました。これは2016年以来、同湖で確認されている6番目のレイクスタージョンでした。しかし、針にかけるのではなく、釣り糸がその尾に巻きついていたのです! 魚をボートに上げるのに47分かかったそうです」と記している。
同局によると、レイクスタージョンの寿命は約100歳で、体重は200ポンド(約90キロ)余りにもなる。ミズーリ州で最も長寿の動物であり、魚としては2番目に大きい。約25歳で成魚になり、産卵のために支流に移動する。浅瀬で産卵することが多く、産卵時期にはその姿が確認されやすくなるという。
ミズーリ州自然保護局は、1980年代にレイクスタージョンのストックを開始し、この絶滅危惧種の回復を助けるために続けている。この種はミズーリ州の保護魚であり、捕獲後はすぐにリリースしなければならない。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.26)
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