「バンク・オブ・ハワイ・コーポレーション」の第1四半期決算は減益となったが、預金は安定しており、3月に大手金融機関の「シリコンバレー銀行」と「シグネチャー銀行」が破綻した際に起きたウォール街の懸念には影響されないだろうとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
同行では、1~3月期の平均預金残高が第4四半期から0.4%増加し、3月31日(金)の四半期末預金残高は3カ月前から0.6%減少して比較的横ばいとなった。前年同期比では1.1%減少し、204億9000万ドルとなった。
バンク・オブ・ハワイ社長兼CEOのピーター・ホー氏は24日(月)、電子メールで、「融資は、商業用および消費者用の両カテゴリーで順調に増加した。マージンは、FRB(連邦準備制度)による逆イールドカーブ(長期金利が短期金利を下回ること)を反映して、やや低下した。信用損失は、パンデミックの影響から回復し続けるハワイ経済を反映して、非常に少ないままとなっている。要するに、バンク・オブ・ハワイにとってはごく普通の四半期だった」と述べている。
第1四半期純益:46.8百万ドル
前年同期比純益:54.8百万ドル
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.4.25)