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カリフォルニア州のコロナ新規感染率、ハワイ州を下回る

カリフォルニア州のコロナ新規感染率、ハワイ州を下回る

米国の新型コロナウィルス流行の中心地は、ほんの数か月前まではカリフォルニア州だった。ロサンゼルスの病院は患者で溢れ、救急車はベッドが空くのを待つ患者を乗せたまま外でアイドリングしていた。死者数も驚異的で、死体安置所のスペースが一杯になったため冷蔵車が使用されたほどだった。現在、米国の他地域で症例が急増していることもあり、カリフォルニアは新規感染率が最も高い州から最も低い州に転じた。また、カリフォルニア州にある公共の場所が接種会場として明け渡され、多くの人が摂取を受けた結果、現在はワクチンの過剰保管さえ散見されるという。

ジョンズ・ホプキンス大学がまとめたデータによると、カリフォルニア州の新規感染率は22日にハワイを下回り、過去2週間で1人当たりの平均症例数が最も少なかった。カリフォルニア州では先週、2,416人に1人が陽性と診断された。他の州の例を挙げると、同じ週のミシガン州では223人に1人が陽性だった。専門家は、政府及び公衆衛生機関が、マスク着用の義務や社会的距離を含め、企業、学校、個人が従わなければならない明確なガイドラインを提示した功績の結果だとしている。州当局者によると、カリフォルニア州の約4000万人の住民のうち、ワクチンの対象となる3,200万人の半分強が少なくとも1回の接種を受けているという。

非常に稀な合併症の報告に対する懸念や誤った情報、陰謀説、感染の危険に対する意識の薄れなどが、人々がワクチン接種を躊躇することに繋がっている。バーバラ・フェラーロサンゼルス郡公衆衛生局長は「新型コロナワクチンによる深刻な副作用のリスクは約100万分の1に過ぎない」と述べた上で、「我々は小さなリスクを毎日背負っているが、それでも生き続けるのはその反対側に価値があることを知っているからだ。これと同様、ワクチン接種の反対側にある通常の状態に戻ることには価値がある」と付け加えた。

写真:Huntington Beach, California 2020 / Matt Gush / Shutterstock.com

(日刊サン 2021.04.23)

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