侵略的外来種のネズミ駆除完了 レフア島
カウアイ島西岸沖の小島レフア島における侵略的外来種のネズミ駆除が完了したことを、地元及び連邦関係当局が発表した。レフア島にはハワイ諸島で最大かつ最も多様な海鳥のコロニーがある。少なくとも17種の海鳥が生息しており、その多くが絶滅の危機に瀕している。
州国土自然資源省森林野生生物局カウアイ支部のシェリ・マン支部長は、別の侵略的外来種だったウサギは2006年に州海鳥保護区から根絶されたが、ネズミの駆除はより困難だったと述べた。これらの侵略的外来種の脊椎動物の根絶は、海沿いの岩場における海鳥の安全な巣作りを可能にし、在来植物の成長を再活性化する。レフア島の保護管理に従事するパティー・バイアオ博士は「2017年にプロジェクトを立ち上げて以来、レフア島に生息するネズミの活動に関する確固たるデータを収集した」と話した。帰討作戦は成功し、ここ2年以上島内でネズミの生息は報告されていないという。今年4月、全てのネズミ駆除装置がレフア島から撤去されてから1年が経ち、島内のネズミが駆除さたと発表できるデータが追加された。
同プロジェクトは、ハワイ固有種の植物14種の再生を次の目標に掲げている。
(日刊サン 2021.04.22)
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