心霊スポットで有名な元刑務所が売りに出される フロリダ
心霊現象が起こることで有名な元刑務所の敷地が売り出され、ユニークで勇敢な買い手を募集している。1928年から1968年まで使用されたフロリダ州トレントンのギルクリスト元郡刑務所が現在、13万9000ドルで売りに出されている。
不動産リストには「約1,000平方メートル、8ベッド、8バス」のユニットとして掲載されており、「世界中の心霊マニア垂涎の超常現象が体験できるユニークな物件です」という宣伝文句がついている。「敷地内のそこかしこで歩く幽霊を見ることができます。敷地内に入る直前には、霊たちがそこにいることを心の声で知らせてくれることでしょう。ここは長い期間をかけ、多くの恐ろしい乱闘事件や殺人事件が起こった場所。あなたの視覚と聴覚にうったえる超常現象を体験することができます」。
この物件を仲介しているワトソン・リアルティは「頻繁に起こる超常現象のせいで、1966年までは刑務官のための宿泊施設さえ建設されなかった」と述べている。ゴースト・ハンターズによると、ギルクリスト元郡刑務所は1968年に閉鎖され、以来放置されていたという。 全米リアルター協会に掲載されている物件写真には、錆びたドアノブや窓の格子、水蝕で傷んだ床、壁の落書きなどが含まれている。
それでも心霊マニアにとってはとても魅力的な場所であり、廃墟となった刑務所は現在、ツアーや超常的なゴーストクラブ・ミーティングに使用されている。ほとんどの人が買うのをためらう物件だが、ワトソン・リアルティは「適切な買い手」が近々現れることを期待しているという。
(日刊サン 2021.04.20)
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