島間旅行に関する新しい規定が20日にも発表される見込みだ。19日夜の時点で詳細は発表されていないが、州は現在、ワクチン接種済みの旅行者に対し、旅行制限を免除するプログラムに取り組んでいる。デービッド・イゲ州知事は先週、ワクチンカード有無の確認や、予想される空港での時間ロスの対応についての詳細を関係者と話し合った。

KHON2の報道によると、ハワイ島ヒロ在住のブラッド・シルバさんと2人の子供たちは、パンデミックが始まって以来、カウアイ島に住む両親に会っていないという。シルバさんは「私の両親は先日、ワクチン接種を受けたばかりです。両親とはパンデミック以降、直接会えてない。私たちのような人々が家族に会うためにも、島間旅行の扉が開かれることを願っている」と話した。新規定に旅行前のP C Rテスト免除が含まれる場合、別々の島に住む家族間交流だけでなく、経済面での一助も予想される。シルバさんは「レンタカー料金が上がっているのは言うまでもなく、離島に飛ぶには費用がかかる。さらにP C Rテストの費用を払うとなると、これは追加でホテル代を支払うようなものだ」述べた。

カフルイ空港近くのカフルイ・エールハウスのオーナー、ブラッド・サンディン氏は「レストラン業界は、島間旅行規定の刷新が州全体の経済復興の後押しになることを望んでいる。2020年中には使われなかったキャッシュの一部が、今後収入として流れてくることを期待している」と話した。ハワイ・ロッジング・アンド・ツーリズム協会のムフィ・ハネマン会長は「現在、約7万人が休職中だが、島間旅行規定の刷新はその状況への波及効果がある。中小企業、レストラン、小売店などは切実により多くの顧客が必要をしている」と述べた。マウイ郡及びハワイ郡当局は州の決定を支持する意向を示している。デレク・カワカミカウアイ郡長は「知事の発表があるまではコメントを差し控える」と述べた。