現在のガソリン価格高騰は、通勤に車を利用している人々にとって大きな問題となっているとKHON2が伝えている。
ハワイ州内のガソリン平均価格は、過去1カ月ほど1ガロンあたりおよそ5ドルという状態だ。
しかし、運転習慣を少し変えることで節約できるという。
4月9日には1ガロンあたり5.24ドルという最高記録となったが、この週末の平均価格は5.23ドルと1セント安くなっている。
全米自動車協会(AAA)ハワイ支部の広報担当者ドー・シュープ氏によると、「この週末に価格が上がらなかったのは朗報です。全国平均価格は少し下がっていますが、今までと比べるとまだ高値です。ガソリンスタンドでの価格の50%は原油価格の影響です」と述べている。
ロシアのウクライナ侵攻で、原油価格は1バレル123ドルまで高騰したが、3月に入って少し落ち着いてきている。
しかし、これまで州で使用されている石油の30%をロシアからの輸入に依存しており、連邦政府が経済制裁としてその輸入を禁止したため、その分を他からの輸入に頼らざるを得なくなり、高値が続いているという。
シュープ氏は、「安いガソリンを求めて車を走らせるのは得策ではありません。当協会のアプリのようなものを利用し、価格を事前にチェックする方が節約になります」と述べている。
「また、ガソリン・メーターが4分の1に下がる前に給油するようにしましょう。ガソリンタンクが空になりそうになって、高いガソリンを入れなければならなくなる前に、余裕を持って給油してください」
また、タイヤの圧力をチェックして適正な数値を保つこと、スパークプラグやエアフィルターを定期的に交換すること、車内に不要な重い荷物を置きっぱなしにしないこと、などもガソリン節約につながるという。
また、高速運転もガソリンを浪費することにつながっている。
「急発進もガソリンを多く使います。ほとんどの車は時速50マイルで運転すると燃料消費がピークに達するようになっており、スピードを落として安定走行することが経済的になっています。なので、フリーウェイで5マイルから10マイル、時速を落として運転することで14%ほど経済的になります」
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.18)