オアフ島の住宅販売中央値、100万ドル近くまで高騰
オアフ島の住宅市場で今年3月、一戸建ての販売価格の中央値が95万ドルまで達したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。6日に発表されたホノルル不動産業者委員会のデータでは、先月の中央値は前年の同じ月の81万ドルから17%上昇。中央値は1月に88万3,000ドルをマークし、2月には91万7,500ドルに上昇した。3月の一戸建て販売件数は、前年同月の303件から19%増の361件だった。
ある地元不動産業者は「一戸建て販売価格の中央値が今年後半に100万ドルに達したとしても驚きに値しない」と話した。しかし新型コロナによるパンデミックという非常事態下で、多くの人々が自宅で勤務していることや、家賃を滞納している賃貸人の立ち退きが保留されているという状況から、住宅市場が新たな上昇サイクルを始めたかどうかの見極めは難しいようだ。
また、3月のコンドミニアムの販売数は、前年同月の410件から53%増の626件だった。これまでに最も多くコンドミニアムが販売された月は、2006年6月の641件。販売価格の中央値は45万1,000ドルで、前年同月の43万5,000ドルから4%上昇した。
(日刊サン 2021.04.07)
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